愛猫にも押し寄せる高齢化の波。
愛猫が年齢を重ね、介護が必要になった時、仕事との両立に悩む方も多いと思います。
仕事と介護の両立に悩み、心身ともに疲れ果ててしまう方も少なくありません。
私も15歳と14歳の猫を飼っている会社員です。
今までの40年間、数々の猫の老いを経験してきました。
15歳の猫は下半身付随で現在介護真っ最中です。
この記事では、
一人暮らしで猫の介護に直面しているがどうしたらいいかわからない
猫の介護がこれから必要になってくるが仕事の両立ができるか心配
という飼い主さんのために、
・介護と仕事の両立の5つのポイント
・これから介護を迎える飼い主さんが準備して欲しいこと
を私の体験を交えながら紹介していきたいと思います。
介護は決して楽ではありません。
しかし、情報と工夫があればきっと乗り越えることができます。
・介護と仕事を両立して最後まで愛猫の面倒を見てあげたい。
・介護のストレスや疲れから解放される時間が欲しい。
この記事ではそんな飼い主さんの願望に少しでも寄り添えればと思います。
愛猫といつまでも楽しく暮らせるようにこの記事を参考にしてみて下さいね。
仕事と介護を両立する5つの方法
私も初めての介護には戸惑いました。獣医さんや周りの人に協力してもらいながら、試行錯誤でなんとか乗り切っています。
大変な介護経験の中で得た5つのポイントを紹介していきましょう。
1.時間の使い方を工夫する
留守番の時間を短くする
フレックスタイムや、在宅勤務制度を活用できるのであれば積極的に活用しましょう。
利用できない会社にお勤めの方は、残業をせず可能な限り早く帰宅してあげて下さい。
介護の時間を確保する
朝晩の介護の時間を確保します。
家事などはできるだけ時短家電を利用するなどして介護との負担を減らしましょう。
休みの日に作り置きをするとか、宅配サービスを利用するなど、家事代行サービスを利用するのもいいと思います。
我が家のタイムスケジュールを参考にあげてみますね。
我が家のタイムスケジュール
AM5時 | 起床 | ・愛猫の食事や、排泄のお世話をする (強制給餌・カテーテルでの排尿時間、排便時間はだいたい30分くらい) ・他の猫のご飯の用意やトイレなどの処理 |
AM6時 | 家事や自分の身支度 | |
AM7時 | 出勤(会社は車で20分くらい) | |
AM8時 | 仕事 | |
PM12時 | 昼休憩 | 見守りカメラ |
仕事 | ||
PM5時 | 退社(残業は1時間以内にします) | |
PM6時 | 愛猫の食事と排泄のお世話(強制給餌・カテーテルでの排尿) | |
PM7時以降 | 家事・夕食・お風呂 | |
PM9時~10時 | 夜中に起こされるので早く寝ます |
これが我が家のタイムスケジュールです。
寝たきりの場合、体調不良の時はその時に応じて休みや半休をとります。
有給休暇などを利用してまとまった時間を確保できるようにしましょう。
猫の体調や性格に合わせて無理のないスケジュールを組んで、自分一人で抱え込まず周囲の人に協力を依頼しましょう。
自分を追い詰めすぎず、休息をしっかり取ることが時間管理のコツです。
2.仕事と介護のバランスをとる
仕事と介護のどちらにも偏りが出ないように、バランスをとることが重要です。
仕事に集中する時間と、介護に集中する時間を明確にしましょう。
私の場合は、仕事に集中し介護のことを一旦忘れます。
一日中介護のことを考えていたら心身ともに疲れてしまいますので、仕事がちょうどいい心の負担軽減になっています。
仕事と介護のバランスは周囲に理解を求めることも大事です。
職場や家族に介護の状況を理解してもらい協力をお願いしてみましょう。
3.介護グッズや見守りカメラの利用
介護グッズを活用することで介護時間を短縮する工夫ができます。
介護用ベッドやトイレ、食器など介護を楽にするグッズを活用してみましょう。
見守りカメラを利用するはとてもおすすめです。
今はアプリでできる健康チェックツールもあるので上手に利用して見ましょう。
4.自分の逃げ場所を確保する
介護はとても大変なのでやはり一人では限界があります。
乗り切るためには、手助けや自分の時間が不可欠です。
- 家族や友人と協力する
- 家族や友人と協力して介護の負担を分担する
- ペットシッターや介護サービスを利用する
- かかりつけの動物病院に相談する
などしてみましょう。
私の場合は、病院に介護について相談しました。
できるだけ自宅でできる介護の方法を相談したところ、わかりやすくその子に合った方法を教えてもらえましたよ。
カテーテルや排便などの技術や悩みの相談なども聞いてもらえたのでとても助かりました。
自分一人では知識も時間も限界があります。
そして愛猫は自分では病院に行けません。
あなたの健康を一番に考えて愛猫に寄り添えるようにしましょう。
5. 仕事環境や休みの取れる環境にする
どうしても介護の時間が取れない場合は仕事環境を変えるという選択も考えましょう。
在宅ワークなら愛猫の面倒もみていられます。
仕事を辞めるのは生活があるからできないんだけど・・・
そんなあなたは休みを取れる環境を普段から作っておきましょう
有給の利用も考え、普段から自分が抜けた時のことを想定して段取りをしておきましょう。
仕事を辞めるべきかどうかの判断基準
自分で動ける猫ちゃんの介護は、見守りカメラやキャットログなどの以上を知らせるアイテムを使い、必要な時に休みを取ったり、早退したりで対処できます。
でも、寝たきりとなるとそうはいきません。
会社と家が近くにあれば、すぐに対処してあげられるけれど、そうでない場合は在宅ワークのできる会社に転職も考える必要があると思います。
私は、今は車で20分の場所なので、なんとか非常時には帰ることができます。
家族はいますが強制給餌も、カテーテルでの採尿や排便の処理、おむつの取り替え、おしり周りが汚れてしまったら清潔にする、などのお世話は私しかできないので私がいなかったら猫は死んでしまうでしょう。
なので、今は在宅ワークに切り替える準備をしています。
例えば、WEBライターや、WEBデザイナーなど時間と場所にとらわれず働ける手段があります。
在宅ワークなら猫の面倒もみていられるので、副業からでも準備しておくのをお勧めします。
愛猫に介護が必要になる前の準備について
これから介護を始める方へ
愛猫の介護は、心身ともに大きな負担がかかります。しかし、事前に準備をしておくことで、負担を軽減することができます。
獣医師と相談し、介護計画を立てる
・猫の症状や状態に合わせた適切な介護方法
・必要な医療ケアや介護用品について
以上のことを、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。
その子に合った介護方法や医療ケアを教えてもらえるはずです。
教えてくれない場合は、セカンドオピニオンも考えましょう。
経済的な準備をする
・介護費用や医療費を事前に把握しておく
・必要に応じて、ペット保険の活用を検討
介護費用はその子の状態にもよりますが、かなりの出費があります。
介護の負担を減らすためには様々なサービスの利用もありますので、余裕を持った資金計画を立て、後悔しないお世話ができるように準備しておきましょう。
周囲の協力を得る
・家族や友人に協力を依頼
・ペットシッターや訪問介護サービスなどの利用を検討
介護は一人では大変です。
心身ともに疲れ果てては、愛猫にも悪影響をもたらします。
休息の時間をしっかりとりましょう。
家にいては気もまぎれないかもしれません。
ペットシッターなどのサービスは愛猫を安心して任せられます。
数時間でも介護から離れる時間を持つようにして気分のリフレッシュや休息の時間に当てるようにしましょう。
家族に見てもらうことで自分の時間を持つことができました。
専門的な介助はできなくても、見守ってもらうだけでも十分安心です。
周りの人に相談して見てもらうだけでもしてもらいましょう。
見守りカメラがあると安心
一人暮らしの会社員で介護と仕事を両立するための強い味方になるのが見守りカメラです。
仕事に出掛けていると留守中の猫の様子がどうしても気になってしまいます。
離れていても様子が確認できるので、猫にとっても飼い主さんにとっても安心感を与えてくれます。
ちょっとした時間に愛猫の様子が確認できるので老猫の異変もすぐに察知できます。
帰宅してから異変に気づいても、動物病院の診療時間が終わっている時間なのでみてもらえません。
見守りカメラで緊急事態を確認できれば、すぐに早退して病院に連れて行くこともできます。
また、いろいろ粗相をしてしまったのを発見した場合は、帰ってからの段取りもできます。
もし、足りない用品があれば、帰宅中に買って変えることができ、また買いに行くなんて手間も省けます。
一番のメリットはすやすや寝ている姿を見て安心できることです。
愛猫がすやすや寝ているのを見ると仕事中も癒されます。
ぜひ一人暮らしや、外出が多い方は導入を検討して見て下さいね。
まとめ
- 時間の使い方を工夫して毎日の習慣で自然とできるようにする
- 仕事と介護のバランスをとってどちらも偏りが内容にする
- 介護グッズを上手に利用して負担を減らそう
- 介護疲れで自分が疲弊しないように逃げ場所を作っておこう
- 仕事環境を変えるなどで介護の環境を整えよう
これから介護を始める方へのアドバイス
- 獣医師との連携をしておこう
- 経済的な準備をしておこう
- 周囲の協力を得る準備
見守りカメラ
- 離れていても愛猫の様子がわかるので安心
- 異常事態にすぐに気づいてあげられる
- 愛猫の様子がわかれば仕事にも集中できます
仕事に集中して早く帰宅して愛猫との時間を大切に過ごしてあげて下さいね。
介護は大変なこともありますが、愛猫との絆を深める貴重な時間です。
この記事が介護と仕事の両立に悩む方にとって少しでも参考になれば幸いです。
我が家も愛猫と最後まで後悔のない時間を一緒に過ごしたいと思います。