一人暮らしで高齢猫の介護と仕事を両立させるのは、心身ともに大きな負担ですよね。
かくいう私も、愛猫の介護が始まったとき、その重圧に押しつぶされそうになった一人です。
仕事中に「もし今、何かあったら…」と不安に駆られ、休日は介護に追われて外出もままならず、孤独や不安を抱え込み、何度も涙を流しました。
ですが、試行錯誤しながらさまざまな工夫を凝らし、そして何より便利なサービスや周囲のサポートを活用することで、少しずつ心の余裕と安心を得られるようになったんです。
この記事では、私自身のリアルな体験談と、一人暮らしで猫の介護と仕事の両立に悩むあなたが、少しでも「自分らしく」乗り越えるためのヒントやお役立ち情報をお伝えします。

この記事でわかること
- 一人暮らしでも無理なく猫の介護と仕事を両立できる工夫
- 実際に役立った便利アイテムやサービス(見守りカメラ・タクシー・ペットシッター)
- 介護負担を軽減するための生活の工夫
- 不安や孤独とどう向き合うか
- プロや周囲のサポートを活用する選択肢
仕事と介護を両立する5つの方法

「一人暮らし×猫介護」のリアルと悩み
猫の介護は、ある日突然始まります。
私の場合は、慢性腎臓病と診断されたことがきっかけでした。
食事をなかなか摂ってくれなかったり、ふらつきや急な嘔吐など、今までとは違う愛猫の様子に戸惑い、日々の仕事との両立に不安を感じるようになりました。
特に一人暮らしの場合、予期せぬトラブルに一人で向き合わなければならないという現実があります。
- 夜間の不調: 夜中に急に体調が悪くなっても、頼れる人がいない。
- 急な通院: 仕事中に動物病院から連絡があっても、すぐに駆けつけられない。
- 仕事中の不安: 帰宅するまで、愛猫がどうしているか分からず、仕事に集中できない。
- 外出の困難: 介護で目が離せず、買い出しや用事にも行けない。
これらの問題は、一人暮らしならではの「どうしよう…」という焦りや孤独感を生み出します。
1.時間の使い方を工夫する
仕事と介護を両立させるためには、時間管理がとても大切です。仕事の時間を調整したり、家事の時間を減らすことで、愛猫と向き合う時間を確保しましょう。
- 勤務時間を工夫する
- フレックスタイムや在宅勤務制度があれば積極的に活用し、留守番の時間を短くします。
- 残業を可能な限り減らし、早く帰宅して愛猫と過ごす時間を増やしましょう。
- 家事の時間を減らす
- 時短家電(ロボット掃除機や食洗機など)を積極的に利用する。
- 休日に料理を作り置きしたり、食材宅配サービスを利用したりする。
我が家のタイムスケジュール
| AM5時 | 起床 | ・愛猫の食事や、排泄のお世話をする (強制給餌・カテーテルでの排尿時間、排便時間はだいたい30分くらい) ・他の猫のご飯の用意やトイレなどの処理 |
| AM6時 | 家事や自分の身支度 | |
| AM7時 | 出勤(会社は車で20分くらい) | |
| AM8時 | 仕事 | |
| PM12時 | 昼休憩 | 見守りカメラ |
| 仕事 | ||
| PM5時 | 退社(残業は1時間以内にします) | |
| PM6時 | 愛猫の食事と排泄のお世話(強制給餌・カテーテルでの排尿) | |
| PM7時以降 | 家事・夕食・お風呂 | |
| PM9時~10時 | 夜中に起こされるので早く寝ます |
これが我が家のタイムスケジュールです。
寝たきりの場合、体調不良の時はその時に応じて休みや半休をとります。
有給休暇などを利用してまとまった時間を確保できるようにしましょう。
猫の体調や性格に合わせて無理のないスケジュールを組んで、自分一人で抱え込まず周囲の人に協力を依頼しましょう。

自分を追い詰めすぎず、休息をしっかり取ることが時間管理のコツです。
2.介護グッズや見守りカメラを上手に利用する
介護の負担を減らすには、便利なグッズを上手に使うことが不可欠です。
- 介護用グッズを活用:介護用ベッド、食事補助具、オムツなど、猫の症状に合わせたグッズを使うことで、日々の負担を軽減できます。
- 見守りカメラ:外出中も愛猫の様子を確認できるので、不安が和らぎます。夜間に起きた異変にも気づきやすく、早期発見につながります。
介護グッズを活用することで介護時間を短縮する工夫ができます。
介護用ベッドやトイレ、食器など介護を楽にするグッズなども活用してみましょう。
見守りカメラを利用するはとてもおすすめです。
今はアプリでできる健康チェックツールもあるので上手に利用して見ましょう。
- 安心感: 離れていても愛猫の様子がわかるため、精神的な負担が減ります。
- 異変の早期発見: ちょっとした異変に気づけば、早退して病院に連れて行くなど迅速に対応できます。
- 癒し: 寝ている姿や可愛らしい仕草を見ると、仕事の合間の癒しになります。
3.仕事と介護のバランスを取る
仕事と介護のどちらにも偏りが出ないように、バランスをとることも重要です。
- 介護のことは一旦忘れる: 私は仕事中は介護のことを考えず、一旦頭から切り離すようにしています。一日中介護のことばかり考えていたら、心身ともに疲れてしまいます。仕事は、私にとってちょうどいい心の負担軽減になっています。
- 周囲に理解を求める: 職場や家族に介護の状況を伝え、理解と協力を求めましょう。相談することで、急な早退や休みの調整がしやすくなることもあります。
職場や家族に介護の状況を理解してもらい協力をお願いしてみましょう。
5.もしもの時に備える
介護には、予期せぬ事態がつきものです。いざという時に慌てないよう、事前に準備しておくことで、心の余裕が生まれます。
- ペットタクシー
- 自家用車がない場合、急な体調変化で病院に連れていかなければならないときに非常に心強い味方です。
- 通常のタクシーと比べて、猫へのストレスを最小限に抑えられます。
- ペットシッター
- 出張やどうしても外せない用事がある時、プロに安心して任せることができます。
- 猫は住み慣れた自宅で過ごせるため、負担が少ないです。
4.自分の逃げ場所を確保する
介護はとても大変なので、一人では限界があります。乗り切るためには、手助けや自分の時間を確保することが不可欠です。
- 家族や友人と協力する: 家族や友人に介護の負担を分担してもらいましょう。専門的な介助はできなくても、見守ってもらうだけでも十分安心できます。
- プロのサービスを利用する: かかりつけの動物病院など、プロの力を借りることも重要です。私は、獣医師に自宅でできる介護の方法を相談し、カテーテルの使い方や排便の処理など、専門的な知識を得て助けてもらいました。
- 仕事環境を見直す: 在宅ワークなら、愛猫の面倒を見ながら仕事ができます。私は、寝たきりの愛猫のお世話が自分しかできないため、在宅ワークに切り替える準備をしています。ウェブライターやウェブデザイナーなど、場所にとらわれずに働けるスキルを身につけておくのもおすすめです。
- 自分一人の時間を作る: 数時間でも介護から離れる時間を持つことで、気分転換や休息に充てられます。決して悪いことではありません。



私の場合は、病院に介護について相談しました。
できるだけ自宅でできる介護の方法を相談したところ、わかりやすくその子に合った方法を教えてもらえましたよ。
カテーテルや排便などの技術や悩みの相談なども聞いてもらえたのでとても助かりました。
自分一人では知識も時間も限界があります。
そして愛猫は自分では病院に行けません。
あなたの健康を一番に考えて愛猫に寄り添えるようにしましょう。
自分一人の時間を取ることは決して悪いことではありません。
どうしても介護の時間が取れない場合は仕事環境を変えるという選択も考えましょう。
在宅ワークなら愛猫の面倒もみていられます。



仕事を辞めるのは生活があるからできないんだけど・・・



そんなあなたは休みを取れる環境を普段から作っておきましょう
有給の利用も考え、普段から自分が抜けた時のことを想定して段取りをしておきましょう。
仕事を辞めるべきかどうかの判断基準


どうしても介護の時間が取れない場合は、仕事環境を変えることも選択肢の一つです。
- 在宅ワークの検討: 在宅ワークなら、愛猫の面倒を見ながら仕事ができます。私は、寝たきりの愛猫のお世話が自分しかできないため、在宅ワークに切り替える準備をしています。
- 副業の準備: ウェブライターやウェブデザイナーなど、時間と場所にとらわれずに働けるスキルを身につけておくのもおすすめです。
自分で動ける猫ちゃんの介護は、見守りカメラやキャットログなどの以上を知らせるアイテムを使い、必要な時に休みを取ったり、早退したりで対処できます。
でも、寝たきりとなるとそうはいきません。
会社と家が近くにあれば、すぐに対処してあげられるけれど、そうでない場合は在宅ワークのできる会社に転職も考える必要があると思います。
私は、今は車で20分の場所なので、なんとか非常時には帰ることができます。
家族はいますが強制給餌も、カテーテルでの採尿や排便の処理、おむつの取り替え、おしり周りが汚れてしまったら清潔にする、などのお世話は私しかできないので私がいなかったら猫は死んでしまうでしょう。
以前から準備していたこともあって、今ではWEBデザイナーとして在宅ワークができるようになりました。
例えば、WEBライターや、WEBデザイナーなど時間と場所にとらわれず働ける手段があります。
在宅ワークなら猫の面倒もみていられるので、副業からでも準備しておくのをお勧めします。
愛猫に介護が必要になる前の準備について


これから介護を始める方へ
愛猫の介護は、心身ともに大きな負担がかかります。しかし、事前に準備をしておくことで、負担を軽減することができます。
これから介護を始める方へのアドバイス
- 獣医師と介護計画を立てる: 猫の症状や状態に合わせた適切な介護方法や、必要な医療ケアについて相談しましょう。教えてくれない場合は、セカンドオピニオンも検討してください。
- 経済的な準備をする: 介護費用や医療費はかなりの出費になります。ペット保険の活用も視野に入れ、余裕を持った資金計画を立てておきましょう。
- 周囲の協力を得る: 介護は一人で頑張りすぎないことが大切です。心身ともに疲弊しないよう、家族や友人、プロのサービスに頼る準備をしておきましょう。
介護は一人では大変です。
心身ともに疲れ果てては、愛猫にも悪影響をもたらします。
休息の時間をしっかりとりましょう。
家にいては気もまぎれないかもしれません。
数時間でも介護から離れる時間を持つようにして気分のリフレッシュや休息の時間に当てるようにしましょう。
家族に見てもらうことで自分の時間を持つことができました。
専門的な介助はできなくても、見守ってもらうだけでも十分安心です。
周りの人に相談して見てもらうだけでもしてもらいましょう。
見守りカメラがあると安心
一人暮らしの会社員で介護と仕事を両立するための強い味方になるのが見守りカメラです。
仕事に出掛けていると留守中の猫の様子がどうしても気になってしまいます。
離れていても様子が確認できるので、猫にとっても飼い主さんにとっても安心感を与えてくれます。
ちょっとした時間に愛猫の様子が確認できるので老猫の異変もすぐに察知できますね。



帰宅してから異変に気づいても、動物病院の診療時間が終わっている時間なのでみてもらえません。
見守りカメラで緊急事態を確認できれば、すぐに早退して病院に連れて行くこともできます。
また、いろいろ粗相をしてしまったのを発見した場合は、帰ってからの段取りもスムーズにできました。
もし、足りない用品があれば、帰宅中に買って変えることができ、また買いに行くなんて手間も省けます。
一番のメリットはすやすや寝ている姿を見て安心できることです。
愛猫がすやすや寝ているのを見ると仕事中も癒されます。
ぜひ一人暮らしや、外出が多い方は導入を検討して見て下さいね。


まとめ


- 時間の使い方を工夫して毎日の習慣で自然とできるようにする
- 仕事と介護のバランスをとってどちらも偏りが内容にする
- 介護グッズを上手に利用して負担を減らそう
- 介護疲れで自分が疲弊しないように逃げ場所を作っておこう
- 仕事環境を変えるなどで介護の環境を整えよう



これから介護を始める方へのアドバイス
- 獣医師との連携をしておこう
- 経済的な準備をしておこう
- 周囲の協力を得る準備



見守りカメラ![]()
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- 離れていても愛猫の様子がわかるので安心
- 異常事態にすぐに気づいてあげられる
- 愛猫の様子がわかれば仕事にも集中できます
仕事に集中して早く帰宅して愛猫との時間を大切に過ごしてあげて下さいね。
介護は大変なこともありますが、愛猫との絆を深める貴重な時間です。
この記事が介護と仕事の両立に悩む方にとって少しでも参考になれば幸いです。
我が家も愛猫と最後まで後悔のない時間を一緒に過ごしたいと思います。






