我が家には猫が3匹います。
みんな可愛くて仕方がないけど、どうしても気になる問題が・・・
それが臭い問題。
あなたはこんな経験はありませんか?
- 友人が部屋に来た時に猫くさいと言われた
- 仕事から帰ってきたらなんだか部屋が臭い
私も実際に言われたことがあります。
特に我が家には介護が必要な猫もいるので老猫特有の臭いの原因もありました。
でも色々な書籍や猫友達の経験談を聞いて、いろいろ試してみた結果ようやく解決した臭い問題。
この記事では
- 臭いの原因と対処法
- 普段の生活での対策
- 外出時や来客時の対処法
について解説していきたいと思います。
部屋が臭う原因と対策がわかれば、
友人や、猫の苦手な親戚も安心して家に呼べるようになります。
そして外出先から帰ってきた時に臭いと感じても、すぐに臭いに対処できるようになりますよ。
ぜひ、ニオイに悩んでいる飼い主さんは参考にしてみてくださいね。
臭いの原因と対処法について
臭いの原因には主に下記の7つが挙げられます。
- トイレ
- マーキング行動
- フードの食べ残し
- 排泄物のゴミの臭い
- グルーミング不足
- 寝たきりベッドの臭い
- 排泄の粗相の匂い
①〜④までは一般家庭の猫ちゃんの悩み
⑤〜⑦は老猫や介護が必要な猫ちゃんの特有の原因です。
それぞれ詳しく見てみましょう。
①トイレ
おしっこやうんちをこまめに掃除できないことにより、放置した猫砂や排泄物が溜まって匂いが発生します。
トイレの中だけでなく床や壁にも意外と飛び散りがあるのでこまめに掃除するようにしましょう。
それはわかってるけど留守中にこまめに取れない・・・
そんな留守番時の対処法として、次のことを習慣にしてみてください。
- トイレは換気の良い場所におく
- 月に一度はトイレを丸洗いする
- 置き型の消臭剤を使う
- 臭いの少ない猫砂やトイレを使う
これだけでもだいぶ臭いが軽減されます。
とりあえず時間のない時は上記の方法でしのいで、帰ってからお風呂の前などに、ささっと壁や床を拭けるような環境を作っておきましょう。
壁にビニールシートを貼ったり、
トイレの床をタイルカーペットの床にすると掃除もしやすくなります。
どれも100円均一で購入できます。
以上の方法でトイレを清潔に保ちましょう。
掃除用具をトイレのそばに用意して毎日の習慣にしてみてください。
ちなみに私の場合も、お風呂前にささっと吹いてしまうという習慣にしてます。
②マーキング行動
去勢前のオスは自分の匂いで縄張りを主張します。
去勢することでなくなりますが、たまに完全には治らない子もいますのでその場合は獣医さんに相談してみてください。
他にもマーキング行動がおこる原因として、
- 多頭飼いでトイレの数が足りずストレスになる子
- 環境の変化で不安や不満を感じてスプレーをする子
- 自分のお気に入りの場所にマーキングする子
もいるので、それぞれの猫ちゃんの状態を見極めて対策をするようにしましょう。
臭いの元から断ち切るように掃除する
本当にそれでとれるの?やり方わからないし・・・
マーキングされてしまったら次の方法を試してみてください。
重曹をまいて水分をとり掃除機で吸い取る
熱湯をかけてまた重曹で水分をとり掃除機で吸い取る
これを何度か繰り返す
それでも取れない場合は、クエン酸をスプレーする
上記の方法で劇的に臭いがとれます。
※クエン酸は刺激が強いので必ず40倍以上薄めてください。(目安200mlで5ml小さじ1くらい)
③フードの食べ残し
夏は特にフードを置きっぱなしにすると臭うのですぐに片付けるようにします。
猫ちゃんが食べきらなくて、後で食べるかもしれないと思っても片付けるようにしてください。
置きっぱなしは臭いだけでなく、雑菌も増えて衛生的にも良くないので気をつけるようにしましょう。
でも、留守中はご飯をすぐにしまえない。
置きっぱなしにしておかないと残業になったら猫がお腹を空かせてかわいそう
留守番中のご飯が心配な方は、自動給餌器の導入も検討してみましょう。自動給餌器
を使って食事を管理してフードの量を調節し食べ残しがないようにしてみてください。
④排泄物のゴミの臭い
トイレに流せる砂を使っていてもトイレの形状や水力によっては、つまりの原因になってしまうため可燃ごみで処分している方も多いと思います。
でもゴミの日までは臭いが・・・
排泄物のゴミの臭いの対処法として、
新聞紙で作ったゴミ袋に入れてくるんで捨てると新聞紙が匂いを吸ってくれてくれます。
また臭いだけでなく菌の繁殖も気になる方は、
クロリン化成の「脅威の防臭袋BOS」という商品が菌を閉じ込めるうえに、匂わないと評判です。
医療用にも使われている特殊な防臭素材でできています。
臭い漏れがしにくいとのことなので利用してみるのもいいですね。
ここからは老猫や介護が必要な猫ちゃんに特有の悩みです。
我が家にも介護が必要な子がいるのでいろいろ実践してみました。
⑤グルーミング不足
通常、猫の体臭はほとんどありません。
それは猫ちゃん自身がこまめにグルーミングをして汚れを取り除いているからです。
しかし、老猫になるとグルーミングの回数が減ってくるので汚れもついたままになり、それが体臭として臭う原因にもなります。
高齢の猫ちゃんがいるご家庭は猫ちゃんがグルーミングできない分こまめにお手入れしてあげてください。
お風呂に入れたりすることは困難なので、ドライシャンプーやカンファペット
⑥ベッドの臭い
寝たきりになるとベッドの滞在時間が長くなって、抜け毛や汚れが溜まってしまい、菌も繁殖しやすくなります。
洗い替えを用意してこまめに洗濯してあげる
抜け毛は掃除機で取りにくいし、洗濯機が毛だけになってしうのでなかなか洗えない
そんな時は100均でも買えるゴム手袋をしてベッドを撫でてあげると抜け毛が取りやすいです。
⑦排泄の粗相
猫ちゃんがトイレの外におしっこをしてしまったり、絨毯などに嘔吐をしてしまったりしたら、シミになるのを防ぐためできるだけ早く掃除をしましょう。
でも外出してたらすぐに掃除できないんだけど・・・
外出していてすぐに対処できない場合は下記の方法を試してみてください。
洗剤をおしっこ跡の外側からスプレーする
雑巾の上からブラシでたたく
タオルを丸めてきれいな面を使う
上記を繰り返す
水をスプレーして洗剤をふき取る
または消臭剤をふきかける
上記の方法で臭いがなくなります。
おしっこの臭いが残っていると同じところにまた繰り返してしまうので、
頑張って掃除をするようにしましょう。
猫ちゃんが嘔吐してしまった場合にも同じ要領で対処できますよ。
普段の生活での臭い対策
普段の生活での臭い対策としてやっておきたいポイントとして次のことを気をつけてみてください。
- トイレの位置
- タイルカーペット
- 布製品のこまめな洗濯
- 部屋の換気
- 消臭剤
トイレの位置はできるだけ窓のそばなどの換気の良い場所に置きましょう。
トイレの周りにもおしっこが飛び散るので壁にはビニールシート、床にはタイルカーペットを敷いておくと汚れたところだけ取り替えられるのでとても便利です。
布製品には臭いが染み込みます。
カーテンやソファーカバーなど布製品をこまめに洗濯する習慣をつけましょう。
部屋の換気はこまめにしましょう。
換気口などに猫の毛が溜まりやすく喚起が悪くなることもあります。こまめにチェックしてみてください。
置き型消臭剤を利用してみましょう。
留守中は置き型消臭剤で。
在宅中は瞬間消臭できる消臭スプレーなどで対応すると臭いがすぐになくなります。
外出時や来客時の対処法
外出から帰ってきた時の臭いや急な来客時に瞬時に匂いを消す方法として
- 換気と扇風機
- 空気清浄機や脱臭機
- 消臭スプレー
上記のものを使うと早急に対処したいときの匂い対策になります。
①換気と扇風機
やはりこれは王道
窓を開けて換気をするのが一番ですが、扇風機を使うと短時間で換気ができます。
その際には猫ちゃんの脱走に気をつけましょう。
雨の日などは窓を開けなくても換気扇で大丈夫です。
②空気清浄機や脱臭機
室内にいると鼻が臭いに順応します。
外出するとそれがリセットされるので臭いが気になるのです。
特に玄関周りに臭いがたまっていると気になりやすいので、玄関周辺に空気清浄器や脱臭機で消臭すると臭いにくくなります。
ちょっと値段が張るかもしれませんが、臭いの悩みから解放されて快適な生活が送れるなら、コスパは悪くありません。
臭いだけでなく、除菌もしてくれるので猫にも人間にも良い環境が作れますので導入も検討してみるのもいいでしょう。
③消臭スプレー
消臭スプレーを部屋に吹きかけます。
その際には、猫に安全な消臭剤を使いましょう。
消臭スプレーが猫の手足や体に付着して猫が舐めてしまいます。
猫ちゃんが舐めても大丈夫な消臭剤を選ぶようにしましょう。
ちなみに我が家で使っているカンファペット
ニオイ対策でやってはいけないこと
匂い対策にも注意点があります。
臭いからと言って香りのついている消臭剤や
アロマは使用するのはやめましょう。
猫の体はアロマの成分を分解できません。
蓄積すると健康を害してしまいます。
猫ちゃんのために安全な消臭剤を使ってあげてくださいね。
猫に安全な消臭剤は下記の記事でも紹介しているので参考にしてみてください。
臭いも時には愛猫の健康管理には必要なもの
ここまで臭いの原因と対策について解説してきました。
でも、最後に一つだけ飼い主さんにぜひ知ってもらいたいことがあります。
それは臭いも時には必要なものだということ。
猫ちゃんが発する臭いには様々なメッセージがあります。
例えば、
- いつもよりアンモニア臭が強いなという時には、細菌性の膀胱炎が疑われます。
- 老猫に多い腎臓病ではおしっこの量が増えて薄くなり臭いが感じにくくなります。
猫ちゃんの排泄物の臭いには健康のパロメーターです。
過剰に反応せずしっかり観察してから臭い対策に取り組みましょう。
まとめ
猫の臭いの原因は下記の7つ。
- トイレ
- マーキング行動
- フードの食べ残し
- 排泄物のゴミの臭い
- グルーミング不足
- 寝たきりベッドの臭い
- 排泄の粗相の匂い
普段の生活でできる対策5つ
- トイレの位置
- タイルカーペット
- 布製品のこまめな洗濯
- 部屋の換気
- 消臭剤
以上原因と対策を紹介してきました。
猫ちゃんの臭いは猫ちゃんの健康状態も教えてくれます。
バランスをとってあまり過剰になりすぎず、臭いの軽減を図ってみてくださいね。
猫ちゃんとの快適な生活が送れるように心から願っています。