愛猫と一緒に暮らしているとどうしても避けられないのがお留守番。
ちょっとした毎日のお留守番はできても
・泊りがけの出張や旅行の予定が入ってしまった
・急に実家に帰らないといけなくなった
なんてこともあると思います。
知り合いや家族に見てもらえればいいのですが、見てもらえない時はどうしたらいいかわからないですよね。
愛猫を長期間留守番させる際に、ペットホテルやペットシッターを利用するという選択肢があります。
- ペットシッターとペットホテルはどう違うの?
- ペットシッターとペットホテルのどっちを選べばいいかわからない。
- ペットシッターもペットホテルも頼んだことがないけどどうすればいいの?
そんな飼い主さんのために
- ペットホテルとペットシッターの違い
- ペットホテル&ペットシッターのメリット・デメリット
- ペットホテル&ペットシッターを選ぶ際の注意点
について詳しく解説します。
それぞれの違いや選ぶ際の注意点がわかるだけでも、ホテルやシッターさんを選ぶのに役に立つと思います。
自分の愛猫に合う合わないということもありますので、この記事を参考にして、愛猫を安心して任せられるサービスをじっくり選んであげてくださいね。
ペットホテルとペットシッターの違い
まずペットホテルとペットシッターの基本的なサービスの違いを見てみましょう。
項目 | ペットホテル | ペットシッター |
利用方法 | 猫を預けて、施設やスタッフが世話をする | 飼い主の代わりに、自宅に猫を見に来る |
サービス内容 | 食事や排泄、遊びなどの基本的な世話 | 食事や排泄、遊びなどの基本的な世話に加え、散歩やトイレのしつけなど、飼い主の要望に応じたサービス |
料金 | 1泊あたり3800円~6000円くらい | 1時間あたり2800~4000円くらい |
ペットホテルとペットシッターは、
どちらも飼い主の不在時にペットの世話をしてくれるサービスです。
しかし、両者にはそれぞれ異なる特徴やメリット・デメリットがあるのでしっかり把握しておきましょう。
メリット・デメリット
ペットホテルとペットシッターには、
それぞれメリットとデメリットがあります。
ペットホテルのメリット&デメリット
ペットシッターのメリット&デメリット
結局どちらが猫に適している?
ペットホテルとペットシッターのどちらが猫に適しているかは、
猫の性格や健康状態、飼い主のライフスタイルなどによって異なります。
状況 | 推奨オプション |
---|---|
猫が慣れた環境で過ごしたい場合 | ペットシッター |
猫が留守番に慣れていない場合 | ペットシッター |
猫に持病がある場合 | ペットシッター&ペットホテル(病院併設) |
猫が高齢の場合 | ペットシッター&ペットホテル(病院併設) |
猫が子猫の場合 | ペットシッター&ペットホテル(病院併設) |
一泊二日 | ペットシッター |
それ以上の日数 | ペットホテル |
留守番に慣れていない子は慣れた環境で過ごせるペットシッターがいいでしょう。
また、一泊二日の短い期間ならペットシッターのほうが猫の負担も少なくて済みます。
高齢猫や、子猫は急なトラブルや健康状態も不安定になりやすく、その場合は24時間見てもらえるペットホテルのほうが安心です。
病院が経営するペットホテルもありますので、
万が一体調が悪くなった場合でもすぐに対応してもらえます。
ただし、病状などで慣れない環境のホテルだと負担になるかもしれません。
その場合はその子の状況に応じて自宅で安らげるペットシッターを選択しましょう。
長期の旅行になってしまう場合は、ペットホテルを利用しましょう。
飼い主さんがいなくては健康な子でも体調が不安定になりやすいです。
基本的には慣れ親しんだ自宅でお留守番できるペットシッターがいいと思います。
ペットホテルによっては年齢制限があります。また介護が必要な子はだめな場合がありますので事前にしっかり確認しましょう。
ペットホテルとペットシッターの頼み方
初めて猫をペットホテルやペットシッターに預けることになったが、手順がよくわからない方も多いのではないでしょうか。
ペットホテルとペットシッターの頼み方の手順を簡単に紹介します。
ペットホテルの頼み方
病院が経営するペットホテル
病院が経営するペットホテルは、万が一、体調が悪くなった場合でもすぐに対応してもらえて安心です。
ペットホテルでは普段かかりつけの病院じゃないと対応してもらえないこともあるので
一度かかりつけの病院に相談してみましょう。
自分でペットホテルを探す
ペットホテルを自分で探す場合は、以下の点に注意しましょう。
- 業者が動物取扱責任者として「動物取扱業」の登録申請を行っているかを確認する
- 犬と猫の部屋が分かれているか、猫ができるだけ快適に過ごせる環境かチェックする
- 猫は環境の変化に弱いので長期滞在は避ける
猫にあったペットホテルの探し方
猫の性格などを考慮して納得のいくホテルを探す。
病院で併設してる場合もあるので確認してみる。
様々な形態のホテルがあるので、実際に見学してスタッフの対応や居住環境は清潔か、猫と犬のスペースは離れているかなどを確認する。
猫専用のホテルや動物病院で経営しているホテルも増えているので、可能なら利用できるのが好ましい。
申し込む際には、愛猫の食事の量や時間、トイレの好み、健康状態の有無などを伝えます。
ワクチン接種の証明書が必要です。
また病院併設の所はワクチンを接種してもらえる場合もあるので確認してみましょう。
見知らぬ場所に連れてこられて、飼い主さんとも離れ離れになって猫は不安でいっぱいです。
飼い主さんのにおいのついたものや愛用のおもちゃが持ち込めれば持ち込んで安心させてあげましょう。
預けている間の猫の様子、日々のケア、排せつ、健康状態はどうだったなどの報告書がもらえます。
もらえなかった場合はホテルの人に滞在中の様子を確認してあげましょう。
ペットシッターの頼み方
探す
ネット検索などで地域を限定して探す。
動物病院やペットショップからの紹介もあるので通っている動物病院やペットサロンで聞いてみるのもいいでしょう。
ペットシッターさんには鍵を預けることになるので、事前に紹介してもらったり、
口コミを調べたりして人柄が信頼できる人に頼みましょう。
初めての場合は慎重に!
ペットシッターも動物取扱業の登録は義務化されています。
ちゃんと登録されているか確認しましょう。
どのようなお世話をしてるのか、保険や補償などについてもきちんと確認しましょう。
ペットシッターは事前の打ち合わせが必ずあります。
飼い主・シッター・猫の3者で行います。
猫との相性やシッターの身分証明書、人柄の確認もしましょう。
お願いしたいお世話の内容や注意点を伝えます。
当日は猫も緊張します。
猫とシッターとの相性がいいと快適にお留守番できますので、相性のいいシッターさんを選びましょう。
シッター開始から最終日までお世話の詳細、猫の様子、健康状態、排せつなどを記した報告書が作られ飼い主に提出されます。
以上がペットホテルとペットシッターの頼み方です。
はじめてだとどうしたらいいかわからないと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。
それではそれぞれの詳しい内容を解説します。
ペットホテル利用時の準備と注意点
ペットホテル利用時の持ち物や準備は?
- 利用日前にワクチンの接種
- 利用日前にノミ・ダニの予防・駆除
ペットホテルではほかのペットへの感染を避けるためにワクチン接種証明書が必要になります。
ホテルによって3種混合ワクチン・5種混合ワクチンなど種類がありますので確認しましょう。
大体1年から7日前までに接種しておきましょう。
ノミ・ダニはフロントラインなどで事前に予防や駆除する必要があります。
1か月~2日前までに行っておきましょう。
- 普段のご飯を宿泊日数分小分けにして渡す。
- 普段のベッドやタオル
- 飼い主さんのにおいのついたもの
- おもちゃ
普段使っているものを持参することが多いです。
難しい場合はホテルにもありますが、慣れないものだと食事をしない子もいるのでホテルの人に相談しましょう。
ペットホテルでの基本サービス
食事 トイレ 冷暖房空調管 報告書作成
猫専門のホテルだとキャットタワーや個室のサービスもあるところもあるので探してみるものいいですね。
ペットホテルでは猫はどのようにすごしているの?
ペットホテルでは猫はケージに入れられて過ごすことが多いです。
慣れない場所だと、ゲージにひきこもる子もいるのでタオルなどで覆うこともあるそうです。
トイレやご飯のスペースもあるので少し広めのゲージになります。
ホテルによっては個室があったり、キャットタワーなどの設備も充実しているところもあるので場所や金銭的に余裕があれば検討してみましょう。
より快適にすごせて愛猫の不安感やストレスも減少するでしょう。
ペットホテルを選ぶ際の注意点は?
ペットホテルを選ぶ際は以下の点に注意しましょう。
- 設備
- 料金
- 動物取扱業の許可証の有無
- ワクチンの接種義務
- 24時間従業員が常駐しているか
- 様子を確認できるサービス
- 体調管理や病院提携の有無
- 送迎の有無
- フードの持ち込み可否
①ペットホテルの設備
愛猫の安全や快適さを左右する重要なポイントです。
ケージやトイレの清潔さ、散歩や遊びのスペースの広さなどを確認しましょう。
②ペットホテルの料金
料金は預ける機関やサービスの内容によって異なります。
ワンちゃんと同じスペースだと 3000円くらい~
ワンちゃんと別スペースで区切られていると4500円くらい~
個室になると6000円以上になります。
料金相場を把握したうえで予算にあったペットホテルを選びましょう。
③動物取扱業の許可証の有無
動物取扱業の許可証を取得しているかどうか確認しましょう。
ペットホテルは保管業に該当しますので必ず必要です。
動物の健康や安全を守るための一定の基準を満たしていることになります。
④ワクチンの接種義務
ペットホテルではワクチン接種をしていないと利用できません。
ワクチン接種をしていないと他のペットに感染させるリスクがあるからです。
ワクチン接種の種類もホテルによって違うので事前に確認して普段からワクチン接種はしておくようにしましょう。
またノミ・ダニ予防も必要ですのでしっかり確認しておきましょう。
⑤24時間従業員が常駐
ペットが夜間や早朝にも案して過ごせるように、24時間従業員が常駐しているかどうか確認しましょう。
⑥様子を確認できるサービス
ペットの様子を写真や動画で確認できるサービスがあるか確認しましょう。
宿泊中もペットの様子がわかると安心です。
⑦体調管理や病院提携の有無
体調管理はどのようにしているのか。
病院との提携はあるかどうかを確認しましょう。
万が一、ペットに何かあった場合に迅速に対応してもらうことができます。
⑧送迎の有無
自宅まで送迎してくれるか銅貨を確認しましょう。
ペットホテルまで自宅から遠い場合や、ペットが車酔いしやすい場合は送迎があると便利です。
⑨フードや毛布の持ち込み可否
フードや毛布などを持ち込みできるかどうか確認しましょう。
フードは健康や体調を維持するために重要だし、毛布など飼い主さんのにおいのついたものは、猫も安心するのでぜひ持ち込んであげましょう。
⑩その他の注意点
・ペットの性格や体調を考慮する
ペットの性格や体調によっては預けられない場合もあります。
事前にペットホテルに高齢猫や子猫は大丈夫か確認しましょう。
・複数のペットホテルを比較する
複数のペットホテルを比較して愛猫にあったペットホテルを見つけましょう。
ペットシッター利用時の準備と注意点
ペットシッター利用時の準備は?
ペットシッターを利用する場合、以下の準備が必要です。
- 普段のフードやトイレの砂
- 猫のブラシ
- おもちゃ
- トイレシーツ
ペットシッターを利用する際は、事前に必要なものを準備しておきましょう。
猫の性格や癖などを事前に伝えておくとより良いサービスを受けることができます。
また、人見知りの猫は知らない人がくるとパニックで脱走の危険もあるので
脱走対策はしておきましょう。
ペットシッターの基本サービス
- トイレ掃除と砂を変える
- 食事を提供する
- おもちゃなどで猫と遊ぶ
そのほかのサービスは
留守中に猫の具合が悪くなった場合には、
かかりつけの動物病院に連れて行ってもらうこともできます。
病院の連絡先などを事前に伝えておきましょう。
ペットシッターでは猫はどのようにすごしているの?
ペットシッターさんがいてくれる時は遊んでもらったりできます。
また、臆病な猫などはシッターさんがいるときは隠れて出てこない子もいます。
猫に慣れているシッターさんだと、おもちゃなどで気を引いたり猫に適切な対応をしてくれるので、猫に慣れているシッターさんを選ぶのがいいでしょう。
ペットシッターを選ぶ際の注意点は?
ペットシッターを選ぶ際は以下の点に注意しましょう。
- ペットシッターの資格や経験
- ペットシッターの対応
- ペットシッターの料金
①ペットシッターの資格や経験
ペットシッターの資格や経験は、ペットの健康や安全を守るために重要です。
ペットシッターの資格には、動物取扱業登録証やペットシッター技能検定などがあります。
また経験年数やこれまでに預かってきたペットの種類や大きさなども確認しましょう。
②ペットシッターの対応
ペットシッターの対応は、飼い主との信頼関係を築くためにとても重要です。
事前に面談や見学をして、ペットに対する愛情や熱意、飼い主とのコミュニケーション能力などをチェックして、信頼できるかどうかを見極めましょう。
③ペットシッターの料金
料金は種類や、預ける期間やサービス内容によって異なります。
猫2匹までで 一日1回 60分程度 平均3000円くらい
猫1匹追加で500円~1000円
別途交通費
初回登録料カルテ代 1100円くらい
※上記は埼玉県のペットホテルとペットシッターの料金を数件リサーチした平均です。
地域やサービス内容によってもちがいますので、一概には言えませんが料金相場は把握した上で、
予算に遭ったペットシッターを選びましょう。
④その他の注意点
ペットの性格や体調によっては預けられない場合もあります。
持病のある猫や介護が必要な猫、高齢猫や子猫などは事前に相談しておきましょう。
・複数のペットシッターを比較しましょう。
愛猫が快適に過ごせるように相性のいいペットシッターさんを探してあげましょう。
それぞれ時間はどれくらい見てもらえるの?
ペットホテルでは、24時間365日猫の世話をしてくれるサービスや長期間の預かりサービスもあります。
ペットシッターを利用した場合、
大体1日1回60分くらいです。
1日2回やショートシッター、延長も対応してもらえることもあるので、打ち合わせの際に相談してみましょう。
ほとんどが予約制で基本は昼間のみの対応となります。
オプションで時間外の対応をしてもらえる場合もあります。
まとめ
ペットホテルやペットシッターはとても便利なサービスです。
愛猫の性格や体調を考慮して、少しでも飼い主さんのいない不安な時間を快適に過ごせるように、事前にしっかりと情報収集をして、信頼できるサービスを選びましょう。
急な予定が入る場合もあります。
利用する予定はなくても、普段から情報収集やワクチン接種などの準備をしておくと、
いざというときに困らないのでできることは普段からしておきましょう。
お互いに可愛い愛猫のためにしっかり選んであげましょうね!