私が愛玩動物飼養管理士を取得したのは49歳のとき。この資格を初めて知ったのは約30年前でした。
一度は時間や費用の問題で諦めましたが、フルタイムで働きながら再挑戦し、2級を取得。
「今から勉強できるかな」
「取って本当に役立つのかな」。
そう迷っている方へ、実際に勉強した方法や、取得後に感じたメリット・デメリットまで率直にお伝えします。
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愛玩動物飼養管理士とは
愛玩動物飼養管理士は、公益社団法人日本愛玩動物協会が認定する民間資格です。犬や猫だけでなく、鳥類や爬虫類なども含めた「愛玩動物」全般の飼養知識を学べます。
愛玩動物飼養管理士は、多くの自治体で「動物取扱責任者」の選任要件にある「所定の資格等」のひとつとして認められています。
ただし、資格だけで要件を満たすとは限りません。実務経験などが必要になる場合もあります。詳しくは各自治体への確認が必要です。
2級と1級の違い
2級は、家庭でのペットの飼育やしつけに役立つ内容が中心です。1級は、動物愛護や教育分野など、より専門的な知識を扱います。
1級の受験には2級の合格が必要です。そのため、多くの人はまず2級から挑戦しています。
私が愛玩動物飼養管理士を目指した理由

約30年前、一度は諦めた資格
私は小さいころから、動物関係の仕事に憧れていました。小学生のころの夢は獣医師です。
しかし家庭の事情や、自分自身の学力の問題もあり、獣医師の夢は諦めることになりました。動物看護師の学校にも、費用の面で通えませんでした。
それでも動物関係の資格を取りたい。そう思っていたころに出会ったのが「愛玩動物飼養管理士」です。雑誌でその存在を知ったのは、約30年前のことです。
当時はパソコンもなく、今のように詳しい情報をすぐ調べることはできません。スクーリングも現地へ行く必要があり、時間や費用の問題で断念しました。
49歳、ペットシッターを考えて再挑戦
その後、49歳のころにペットシッターを目指し、必要な資格を調べていました。そのなかで思い出したのが、昔諦めた愛玩動物飼養管理士です。
「動物のためになる仕事がしたい」「取って損はないだろう」。そう思い、約30年ぶりに挑戦することを決めました。
申し込む前に、まず資料請求をした理由

私は最初から申し込みを決めていたわけではありません。30年前とは学習方法も変わっているはずだと思ったからです。
現在はどう勉強するのか、費用はいくらか、どんな内容を学べるのか。まずはそれを知りたくて、資料請求をしました。
届いた資料を見て驚いたのは、写真の多さと動画教材の充実ぶりです。教材も、試験勉強用だけでなく、取得後も辞典のように使えそうだと感じました。
「これなら自分にもできそう」。そう思い、資料を見てから3日ほどで申し込みを決めました。
いきなり申し込むのが不安な方は、まず資料だけ見てみるのもひとつの方法です。学習内容や費用を具体的に知ってから、判断できます。
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資格取得までの流れ・費用

取得には、日本愛玩動物協会が指定する通信講座の受講が必要です。独学のみでの取得はできません。
申し込みから認定までの流れ
- 資料請求・申し込み
- 教材での学習(約6カ月が目安)
- オンラインスクーリングの受講
- 課題報告問題の提出
- 認定試験の受験・合格
- 認定登録の手続き
費用は、2級の受講受験料が32,000円(税込・一括払い)です。合格後には、認定登録料として8,000円(税込)が別途かかります。
1級は受講受験料34,000円、認定登録料20,000円と、2級よりやや高めです。金額は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
試験は年2回、2月と11月に実施されます。なかでも法律分野は、私にとって特に難しい分野でした。
49歳・フルタイム勤務でも続けられた勉強法

当時、私はフルタイムで働いていました。勉強時間の目安は、平日が約1時間、土日が約3時間です。
スタディープランナーという勉強の計画表を使いって、課題の締切日から逆算して学習計画を立てました。動
画教材は5分程度のものもあり、短時間でも見やすかったのが助かりました。
課題はテキストや動画を見ながら解き、小テストのような感覚で取り組めます。課題の内容が、そのまま試験対策にもつながっていました。
私は記憶力が特別良いわけではありません。そこで役立ったのが、昔ながらの単語帳です。
試験前は、YouTubeにあった一問一答形式の動画を通勤中の車内で繰り返し聞き、耳からも覚えるようにしました。
49歳でも、工夫すれば十分に理解できる内容だったと感じています。
実際に学んで感じたこと

分厚い教本を見てワクワクした
送られてきた教材は、想像していたよりもかなりの厚みです。
しかし「勉強が大変そう」というより「動物のことを知れる」という、ワクワクした気持ちのほうが大きかったです。
写真が多く、文字も読みやすい教材でした。動物について学ぶことが好きな私には、楽しい教材だったと感じています。
法律分野が特に難しかった
動物関係の法令は専門用語も多く、理解には苦労しました。それでも、ペットに関する法律を学んだことで、暮らしのなかのトラブルを事前に避けやすくなったと感じています。
法律や歴史上の人物名は覚えにくく、単語帳を使って繰り返し覚えました。
猫だけの資格ではなかった
愛玩動物飼養管理士では、猫だけを学ぶわけではありません。犬、鳥類、爬虫類など幅広い動物について学びます。
私は爬虫類が少し苦手なので、正直なところ興味を持ちにくい部分もありました。それでも、知識として知っておいて損はないと思い勉強しました。
猫以外の動物について相談されたときにも、教材を見返せます。
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試験当日、会場で感じたこと
試験会場には、若い人から私と同年代くらいの人、年配の方までいました。
その光景を見て「ここにいる人はみんな動物が好きなんだろうな」と思いました。同じように動物を大切に思う人がこんなにいることが、素直に嬉しかったです。
合格して変わったこと

猫との暮らしに対する考え方
私は長年猫と暮らしてきたため、猫についてある程度知っているつもりでした。しかし改めて体系的に学ぶことで、これまでの飼育環境や接し方を考え直すきっかけになりました。
以前、我が家の猫が下半身不随になり、約5年間介護をした経験があります。当時は手探りで対応していた部分も多くありました。
勉強してからは「この子がどうすればできるだけ幸せに暮らせるか」を、以前より意識するようになりました。資格を取ったからといって、治療ができるようになったわけではありません。
それでも、飼い主として考えるための判断材料が増えたことは、私にとって大きな価値でした。
資格証とバッジが自信になった
合格したときは、動物についてたくさん学んだことが認められたようで、とても嬉しかったです。
約30年前に一度諦めた資格だったこともあり「私もちゃんと動物関係の資格を取れた」という自信になりました。今でも資格証やバッジを見ると嬉しくなります。
今でも教本を見返している
この資格では、事故が起きたときの対応や応急処置に関する内容も学びました。実技で練習するわけではありません。それでも、知識として知っているだけで違うと感じています。
すべてを暗記しているわけではないため「いざというときはここを見る」というページには、付箋を貼りました。資格取得後も教本は手放さず、すぐ取り出せる場所に保管しています。
私にとってこの教本は、試験が終われば不要になるものではありません。いざというときに頼れる一冊になっています。
資格は仕事に直接つながったのか
私はもともと、ペットシッターを目指してこの資格を取得しました。しかし、その後の事情でペットシッターになること自体を諦めました。
そのため、この資格を取得したことで仕事が直接決まったわけではありません。ペットシッターの求人で、希望資格として記載されているのを見かけたこともありました。ただ「この資格を取れば仕事が見つかる」という目的だけで取得するなら、あまり期待しすぎないほうがいいと私は感じています。
愛玩動物飼養管理士は「意味ない」と言われる理由

検索すると「意味ない」という声を見かけることがあります。国家資格とは異なり、独占業務がなく、資格を取得しただけで仕事が保証されるわけではありません。
私自身も、前述の通りペットシッターにはなりませんでした。そのため「資格を取ったら仕事につながる」という結果にはなりませんでした。
それでも、私は取ったことを後悔していません。もし資格を取っていなかったら、今でも「動物は大好きだけれど、知識にはあまり自信がない飼い主」のままだったと思うからです。
動物の病気や適正飼養、法律、QOL(生活の質)などを体系的に学びました。おかげで、飼い主として考えるための判断材料も増えました。
私にとっては、資格そのものよりも、取得するまでに動物について学んだ時間や知識に大きな価値があったと感じています。
私が考える、向いている人・向いていない人

友人に相談されたら、私は次のように答えます。
動物についていろいろ学びたいのであれば、取って損はなかったし、勉強そのものも楽しいと感じました。ペットとの暮らしで起こり得るトラブルや安全を知っておけば、飼い主自身や動物を守ることにもつながります。
長く猫と暮らしている人でも、知らなかったことに出会う可能性があります。
一方で「資格を取ればすぐ仕事につながる」ことを一番の目的にするなら、私はあまりおすすめしません。
気になった方は、まず無料の資料を見て、自分に合うか判断してみるのもひとつの方法です。私自身も、資料を見て初めて「これならできそう」と思えました。
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よくある質問

Q. 愛玩動物飼養管理士は独学で取得できますか。 独学のみでの取得はできません。日本愛玩動物協会が指定する通信講座の受講が必要です。
Q. 愛玩動物飼養管理士は猫の専門資格ですか。 猫の専門資格ではありません。犬や鳥類、爬虫類なども含めた、幅広い愛玩動物の知識を学ぶ資格です。
Q. 愛玩動物飼養管理士2級の費用はいくらですか。 受講受験料は32,000円(税込)です。合格後は、認定登録料8,000円(税込)が別途かかります。
Q. 愛玩動物飼養管理士を取れば、ペット関連の仕事に就けますか。 取得しただけで仕事が保証されるわけではありません。ただし、動物に関する基礎知識を学んだ証のひとつにはなります。
Q. 資料請求だけでも申し込みできますか。 はい、資料請求は無料です。申し込むかどうかは、資料を見てから判断できます。

まとめ|30年前に諦めた資格を、49歳で取ってよかった

私にとって愛玩動物飼養管理士は、仕事を手に入れるためだけの資格ではありませんでした。
小学生のころから憧れていた「動物について学ぶ」ということを、49歳になってようやく形にできた資格でもあります。
今でも資格証やバッジを見ると、「私もちゃんと動物のことを勉強したんだ」と少し嬉しくなります。分厚い教本も、いざというときに頼れる一冊として、すぐ手に取れる場所に置いています。
もちろん、すべての人に必要な資格ではありません。仕事だけを目的にするなら、期待していた結果につながらない可能性もあります。
それでも「動物のことをもっと知りたい」「愛猫のためにきちんと勉強してみたい」と思っている方もいるでしょう。そんな方にとっては、学ぶきっかけのひとつになると思います。
私自身も、最初から受講を決めていたわけではありません。30年前とは学び方も変わっていたため、まず資料を取り寄せ、費用や教材について確認しました。
そこで「これなら私にもできそう」と思えたことが、再挑戦するきっかけになりました。
資料を見るだけなら無料です。資格を取るかどうかは、そのあとに決められます。
気になっている方は、まず自分に合う学び方かどうかを確認してみてください。


