老猫の夜泣きは認知症?考えられる原因と我が家で試したこと

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「老猫が夜中に大きな声で鳴き続ける」

「明日も仕事なのに眠れない。どうしたら鳴き止んでくれるの?」

愛猫の夜泣きが続くと、病気ではないかと心配になる一方で、飼い主も睡眠不足で追い詰められてしまいます。

老猫の夜泣きは、認知機能の低下だけで起こるとは限りません。甲状腺機能亢進症や高血圧、痛み、視力・聴力の衰え、不安、空腹やトイレなど、さまざまな原因が考えられます。まずは「年齢のせい」「認知症だろう」と決めつけず、動物病院へ相談することが大切です。

我が家でも、下半身不随になったちいちゃんが17歳前後から夜中の2〜3時ごろに大声で鳴くようになりました。当時の私は「認知症なのかな?」と思いましたが、診断されたわけではなく、本当の原因は分かっていません。

この記事では、高齢猫の夜泣きで考えられる原因、受診時に伝えたいこと、家庭でできる工夫を、ちいちゃんを約5年間介護した経験とあわせてお伝えします。

この記事でわかること

  • 老猫が夜泣きする主な原因
  • 認知機能の低下だけでなく、確認したい病気や痛み
  • 動物病院へ相談するときに伝えたいこと
  • 我が家で実際に試した対応と、その結果
  • 夜泣きで眠れない飼い主が自分を守る方法

※本記事では、夜に繰り返し大きな声で鳴くことを、検索で多く使われる「夜泣き」と表記します。獣医療の記事などでは「夜鳴き」と書かれることもあります。

目次

老猫の夜泣きは、まず動物病院へ相談する

高齢になってから夜泣きが始まったり、以前より鳴き声が大きくなったりしたら、まずはかかりつけの動物病院へ相談しましょう。

夜泣きは猫からの要求で起こることもありますが、体の不調や痛み、感覚の衰え、認知機能の変化が隠れている可能性もあります。見た目や鳴き方だけで、飼い主が原因を判断するのは難しいものです。

Cornell Feline Health Centerは、高齢猫の夜間の発声が甲状腺機能亢進症や高血圧で見られること、高血圧による網膜剥離や失明が不安・混乱につながることを説明しています。また、腎臓病、関節炎、歯の痛みなども、高齢猫の行動に影響します。

夜泣きを止める方法を探す前に、まず治療できる原因がないかを確認する。それが、猫と飼い主の両方の負担を減らす第一歩です。

急な変化やほかの症状があるときは早めに連絡する

次のような変化が夜泣きと一緒に見られる場合は、診療時間を待ってよいかも含め、早めに動物病院へ連絡してください。

  • 急に大声で鳴き始め、落ち着かない
  • 食欲が落ちた、または異常に食べたがる
  • 水を飲む量や尿の量が増えた
  • 体重が減ってきた
  • 吐く、下痢、便秘がある
  • トイレへ何度も行くのに尿が出ない、出にくそうにする
  • 呼吸が苦しそう、口を開けて呼吸する
  • 歩き方が変わった、触ると嫌がる
  • 物へぶつかる、瞳孔が開いたままなど、見え方の変化が疑われる
  • ぐるぐる回る、けいれんする、意識や反応がおかしい

特に、呼吸困難、けいれん、意識の異常、尿が出ないなどは緊急性がある場合があります。夜間であっても、救急の動物病院へ電話で相談してください。

老猫が夜泣きする原因として考えられること

老猫の夜泣きには、複数の原因が重なっている場合もあります。「認知症か、要求鳴きか」の二択で考えず、普段と違う変化を一つずつ確認しましょう。

甲状腺機能亢進症や高血圧などの病気

甲状腺機能亢進症は、中高齢の猫で見られる内分泌疾患です。よく食べるのに痩せる、落ち着きがない、よく鳴く、水をよく飲む、吐く、下痢をするなどの症状が現れることがあります。

Cornell University College of Veterinary Medicineも、甲状腺機能亢進症の症状として、体重減少、旺盛な食欲や口渇、不安・神経質な様子、嘔吐・下痢、発声などを挙げています。

高血圧では、目や脳、腎臓などに影響が出ることがあります。網膜剥離によって見えにくくなると、暗い室内で不安や混乱が強まり、鳴くことも考えられます。

ほかにも、腎臓病、糖尿病、神経の病気、泌尿器の不調などが行動の変化につながることがあります。血液検査、尿検査、血圧測定、目や関節の確認など、必要な検査は猫の状態によって異なります。

関節炎、歯、便秘などによる痛みや不快感

高齢猫は痛みを隠すことがあります。鳴く以外に分かりやすい症状がなくても、関節炎、歯や口の病気、便秘、膀胱炎などによる痛みや不快感がないとは限りません。

たとえば、次のような変化がないか観察してみてください。

  • 高い場所へ上がらなくなった
  • 寝起きの動きが硬い
  • 触られるのを嫌がる場所がある
  • 食器へ行くのに食べない、口からフードを落とす
  • トイレで長く力む
  • 寝る場所を何度も変える

FelineVMA(旧AAFP)のシニアケアガイドラインでも、慢性的な痛みや複数の疾患が高齢猫の生活の質へ影響することが示されています。「歩けているから痛くない」とは限らないため、小さな動作の変化も伝えましょう。

認知機能の低下

高齢猫では、記憶、学習、認識などの認知機能が低下し、行動に変化が出ることがあります。

Merck Veterinary Manualは、認知機能低下に関連する変化として、発声、家族やほかの動物との関わり方、睡眠と覚醒のリズム、排泄、見当識、活動量、不安、学習・記憶などを挙げています。高齢猫では、発声の増加がよく報告される行動変化の一つです。

夜泣きと一緒に、次のような様子がないか確認します。

  • 昼夜が逆転したように夜間に活動する
  • 慣れた室内で迷う、隅で動けなくなる
  • 何もない場所を見つめる
  • 飼い主や同居動物への反応が変わる
  • トイレ以外で排泄するようになる
  • 同じ場所を行き来する
  • 食事をしたことを忘れたように見える

ただし、これらは認知機能の低下だけに特有の症状ではありません。痛み、腎臓病、甲状腺機能亢進症、高血圧、視力の低下などでも似た変化が起こり得ます。認知症かどうかを家庭だけで判断せず、ほかの病気を除外してもらうことが大切です。

視力や聴力の衰えによる不安

視力や聴力が衰えると、暗い部屋で自分の位置が分からなくなったり、飼い主の気配を感じにくくなったりして、不安から鳴くことがあります。

家具にぶつかる、段差を怖がる、呼んでも反応しにくい、大きな音に驚かなくなったなどの変化がないか見てみましょう。

急に見えなくなったような様子があれば、早めの受診が必要です。家具の位置を頻繁に変えない、足元を照らす常夜灯をつける、寝床から水・食事・トイレまでの動線を分かりやすくすることも安心につながります。

空腹、トイレ、寂しさなどの要求や不安

ご飯が欲しい、トイレが汚れている、寒い・暑い、飼い主のそばへ行きたいなど、生活上の要求で鳴くこともあります。

ただし、高齢猫が急に食べ物を欲しがるようになった場合は、単なる食いしん坊と決めつけないでください。食欲が増えているのに体重が減る、飲水量や尿量も増えたといった変化は、甲状腺機能亢進症や糖尿病などで見られることがあります。

夜泣きが始まった時刻、鳴く場所、その直前と直後の行動を記録すると、何を求めているのか、体調変化が関係しているのかを考える手がかりになります。

17歳のちいちゃんに夜泣きが始まったときのこと

我が家で夜泣きが最もひどかったのは、愛猫のちいちゃんです。

ちいちゃんは15歳のときに突然下半身不随になり、その後約5年間、自宅で介護しました。若い頃には夜泣きはありませんでしたが、介護を始めて約4年後、17歳前後から「最近よく鳴くな」と感じるようになりました。

ある日突然激しく始まったというより、少しずつ気になるようになった形です。

夜中の2〜3時に、何かを訴えるように鳴いた

夜泣きが多かったのは、夜中の2〜3時ごろでした。

普段の「ニャー」よりも大きく、何かを訴えているような声です。寝ている私たちを見ながら鳴くこともあれば、ご飯が置いてある場所で鳴くこともありました。

夜泣き以外にも、ぼーっとしているように見えることがありました。ご飯を食べたばかりなのに、しばらくするとまた欲しがって鳴くこともあります。与えると実際に食べるため、当時の私は「認知症なのかな」「食いぼけなのかな」と考えていました。

しかし、ちいちゃんが認知症や「食いぼけ」と診断されたわけではありません。本当の原因は分からないままです。

今なら、食べたのにまた欲しがるという一つの行動だけで考えず、体重、飲水量、尿量、血圧、痛み、視力など、ほかの変化も含めて獣医師へ相談することが大切だったと思います。

ご飯、声かけ、撫でることを試した

ご飯の場所で鳴いているときは食事を出しました。食べることもありましたが、それで一晩落ち着くとは限りません。しばらくすると、また欲しがって鳴くこともありました。

不安なのかもしれないと思い、声をかけたり、撫でたりもしました。ただ、これだけで夜泣きが明確に改善したという感覚はありません。

「鳴くたびに反応すると癖になるのでは」と考え、あえて無視したこともあります。それでもちいちゃんは鳴き止まず、私も気になって完全に無視し続けることはできませんでした。

高齢猫の夜泣きは、原因によって必要な対応が変わります。要求行動への対応として反応の仕方を考える場面はあっても、病気や痛み、不安で鳴いている猫を一律に無視するのは適切ではありません。まず原因を確認したうえで、獣医師と対応を考えるのが安心です。

獣医師に勧められたジルケーンを約半年使った

ちいちゃんには、獣医師から精神的に不安定なときに使うものとしてジルケーンを勧められました。当時の獣医師から継続して使用しても問題ないと説明を受け、約半年間、毎日与えました。

カプセルが大きく、そのままでは飲ませにくかったため、獣医師へ確認したうえでカプセルを開け、中の粉をご飯に混ぜていました。

ただ、私自身は「夜泣きにすごく効いた」という実感はあまりありませんでした。ちいちゃん一匹の経験から、効果や安全性を一般化することはできません。サプリメントや薬を使う場合は、持病やほかの薬との兼ね合いも含め、自己判断せず獣医師へ相談してください。

昔好きだったベッドでは、安心したように眠った

試したことのなかで最も印象に残っているのは、母のベッドへ乗せたときのことです。

ちいちゃんは元気だった頃、母のベッドの上でよく眠っていました。しかし、下半身不随になってからは、自分の力で上がれません。乗せたままにすると転落する危険もあるため、普段はベッドへ乗せていませんでした。

夜泣きしたとき、そばで見守れる短い時間だけベッドへ乗せてあげると、しばらくして安心したように眠りに入りました。

今振り返ると、もしかすると寂しかったのかもしれません。昔から好きだった場所で、人の気配を感じながら眠りたかったのかもしれないとも思います。

もちろん、本当に寂しさが原因だったかは分かりません。それでも「以前好きだった場所」「安心していた習慣」を思い出すことは、その子に合う環境を考える一つのヒントになると感じています。

老猫の夜泣きに家庭でできる7つの工夫

家庭での工夫は、診察の代わりではありません。病気や痛みがないかを確認し、治療が必要なら治療を受けたうえで、その子が安心できる環境を整えましょう。

1.鳴く時間と前後の行動を記録する

「夜泣きがひどい」だけでなく、次の点を記録すると動物病院へ伝えやすくなります。

  • いつから始まったか
  • 何時ごろ、何分くらい鳴くか
  • 鳴く場所と鳴き声の変化
  • 食事、飲水、排泄との関係
  • 声をかける、食事を出すなど、対応後の変化
  • 日中の睡眠時間や活動量
  • 体重、食欲、飲水量、尿量の変化
  • 使用中の薬やサプリメント

鳴いている様子を動画で撮れるなら、診察時に見せるのも役立ちます。飼い主が眠っている時間の様子は、見守りカメラで確認する方法もあります。

2.水、食事、トイレを確認する

寝る前に、水を飲めるか、必要な食事を取れているか、トイレが清潔かを確認します。

足腰が弱った猫では、寝床から遠い場所や段差のある場所まで移動すること自体が負担です。いつもの場所へ行きにくそうなら、動線の途中に水を増やす、入りやすいトイレを近くへ置くなど、その子の動きに合わせて調整しましょう。

夜中の空腹が疑われても、食事量や回数は持病によって注意が必要です。急に食欲が増えた場合も含め、獣医師へ相談してから調整するのが安心です。

3.常夜灯をつけ、家具の位置を大きく変えない

暗い場所で不安そうにする猫には、まぶしすぎない常夜灯が役立つことがあります。

食事、水、トイレ、寝床の場所を分かりやすくし、家具の配置を頻繁に変えないようにします。滑りやすい床にはマットを敷き、移動時の不安を減らしましょう。

4.安心して眠れる場所を作る

静かで、室温が安定し、飼い主の気配を感じられる場所に寝床を用意します。視力や聴力が低下した猫では、急に触ると驚くことがあるため、近づくときは床を軽く振動させる、見える位置からゆっくり近づくなど、その子の反応に合わせます。

ちいちゃんのように、自力で昔の寝場所へ行けなくなっている場合もあります。転落や挟まりの危険がないことを確認し、以前好きだった毛布やベッドの雰囲気を、安全な低い場所へ再現するのも一案です。

5.昼間の過ごし方と生活リズムを整える

体調に無理のない範囲で、日中に日光を感じられる場所で過ごす、短く遊ぶ、声をかけるなど、昼と夜の区別をつけます。

ただし、高齢猫を無理に起こし続けたり、激しく遊ばせたりする必要はありません。関節の痛みや疲れやすさに配慮し、食事や服薬、消灯の時間をできるだけ一定にするところから始めましょう。

6.叱ったり大きな音で驚かせたりしない

夜中に何度も起こされると、思わず「静かにして」と言いたくなります。しかし、叱る、大声を出す、物音で驚かせると、不安や恐怖を強める可能性があります。

鳴き声を止めることだけに集中せず、まず食事、トイレ、痛み、不安などを確認します。飼い主が限界に近いときは、猫を安全な場所へ寝かせて少し離れ、家族や動物病院へ助けを求めてください。

7.薬やサプリメントは自己判断で使わない

認知機能や不安をうたうフード、サプリメント、薬を検討する場合は、先に獣医師へ相談しましょう。

高齢猫は複数の病気を抱え、すでに薬を飲んでいることもあります。「天然成分だから安全」「ほかの猫に効いたから、この子にも効く」とは限りません。夜泣きの原因を確認し、その猫の状態に合う選択肢を相談することが大切です。

夜泣きで眠れない飼い主も休んでいい

老猫の夜泣きでは、猫の体調だけでなく、飼い主の睡眠不足も深刻な問題です。

ちいちゃんは夜中の2〜3時ごろに大声で鳴き、私は何度も起こされました。それでも翌日は会社へ行かなければなりません。眠れない夜が続くと、心配、不安、焦りに睡眠不足が重なり、少しずつ心の余裕がなくなっていきました。

「うるさい」と言ってしまったことがある

猫が悪いわけではないと分かっていたのに、私はちいちゃんへ「うるさい」と言ってしまったことがあります。鳴いていても無視し、八つ当たりしてしまったこともありました。

今でも、よい対応だったとは思っていません。ただ、愛猫を大切に思っていても、眠れない状態が続けば、誰でも追い詰められることがあります。

「イライラする私は飼い主失格だ」と自分を責め続けるだけでは、睡眠不足は解決しません。まず猫の安全を確保し、交代できる人を探す、動物病院へ夜間の対応を相談する、自分が眠れる時間を作るなど、具体的に負担を減らす必要があります。

どうしても無理な日は会社を休んで眠った

睡眠不足がひどく、「今日はどうしても無理」と感じた日は、会社を休んだこともあります。

眠ると、精神的にも肉体的にもかなり楽になりました。自分に余裕が戻ると、ちいちゃんへ当たらず、夜泣きを受け入れながら穏やかに接しやすくなりました。

会社を休むことが難しい方もいると思います。それでも、家族に数時間だけ交代してもらう、休日の昼間に眠る、耳栓を使える人と交代する、獣医師へ飼い主の睡眠不足まで伝えるなど、休む方法を一緒に探してほしいです。

診察では猫の症状だけでなく、「夜に眠れず仕事へ影響が出ている」「イライラして優しく接する余裕がない」と話して構いません。飼い主が続けられる方法を考えることも、高齢猫の介護の一部です。

近所への鳴き声が心配なとき

ちいちゃんの声は大きく、近所迷惑にならないかも心配でした。実際に苦情を受けたことはありませんが、近所の方に「猫ちゃん、大きな声ねー」と言われ、外まで聞こえていることを意識しました。

我が家では防音カーテンを使いました。ほかにも、猫の寝場所を隣家と接する壁や窓から離す、窓を閉める、厚手のカーテンやラグを使うなど、できる範囲の対策があります。

ただし、防音のために猫を狭い場所へ閉じ込めたり、暑さ・寒さや換気を犠牲にしたりしないでください。根本となる体調や不安への対応と並行して行います。

動物病院へ相談するときに伝えたいこと

夜泣きは診察室で再現されないことが多いため、家庭での記録が役立ちます。

次の内容をメモして持参しましょう。

  • 夜泣きが始まった時期と頻度
  • 鳴く時間帯、場所、声の大きさや高さ
  • 夜泣きの動画や音声
  • 食事、水、排泄、体重の変化
  • 日中の睡眠と活動の様子
  • 迷う、ぶつかる、同じ場所を回るなどの行動変化
  • 歩き方、ジャンプ、毛づくろいの変化
  • 鳴く前後に何をすると落ち着くか
  • 服用中の薬、サプリメント、フード
  • 飼い主が眠れず、生活や仕事へどの程度影響しているか

「認知症だと思います」と結論だけを伝えるより、「2週間前から午前2時ごろ、食器の前で10分ほど大声で鳴く」「食べたあとも30分するとまた鳴く」のように事実を伝えると、診断の助けになります。

よくある質問

老猫の夜泣きは認知症ですか?

夜泣きは認知機能低下で見られる変化の一つですが、それだけで認知症とは判断できません。甲状腺機能亢進症、高血圧、腎臓病、痛み、視力・聴力の低下などでも似た行動が起こることがあります。まず動物病院で身体的な原因を確認してもらいましょう。

老猫の夜泣きは無視しても大丈夫ですか?

一律に無視するのはおすすめできません。食事や注目を求める行動への反応を見直す場合もありますが、病気、痛み、トイレ、不安が原因なら必要な対応が異なります。急に始まった夜泣きや高齢猫の行動変化は、先に獣医師へ相談してください。

夜泣きをすぐ止める薬はありますか?

原因や持病によって選択肢が異なるため、家庭で一律に使える薬はありません。病気の治療、痛みへの対応、環境調整などを行い、必要に応じて獣医師が薬やサプリメントを検討します。人用の睡眠薬や鎮静薬を自己判断で与えてはいけません。

夜泣きはいつまで続きますか?

原因や猫の状態によって異なります。ちいちゃんは、どんどん悪化して最後まで激しく続いたわけではなく、しばらくすると落ち着きました。しかし、なぜ落ち着いたのかは分かりません。「この方法なら何日で治る」とは言えないため、記録を取りながら獣医師と対応を見直しましょう。

まとめ|夜泣きを止めるだけでなく、猫と飼い主の両方を守る

老猫の夜泣きには、認知機能の低下だけでなく、甲状腺機能亢進症、高血圧、痛み、視力・聴力の衰え、不安、空腹やトイレなど、さまざまな原因が考えられます。

まず動物病院へ相談して病気や痛みを確認し、そのうえで、記録、常夜灯、分かりやすい動線、安心できる寝床など、その子に合う工夫を一つずつ試しましょう。

私は今でも、もっと夜泣きについて勉強していれば、ちいちゃんに別の対応ができたかもしれないと思います。昔好きだったベッドへ乗せたとき、安心したように眠った姿が忘れられません。

そして、夜泣きが何日も続けば、飼い主もつらくなります。愛猫へ優しくできないほど疲れているなら、あなたの愛情が足りないのではなく、休息が足りていないのかもしれません。

猫の原因を探すことと、飼い主が眠ること。その両方を大切にしてください。

参考情報

※この記事は、飼い主の体験と一般的な情報をまとめたもので、診断や治療の代わりではありません。愛猫の状態に不安があるときは、かかりつけの獣医師へご相談ください。

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